ポジショニングマップとは?
![](https://frondia.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/positioningmap_title.png)
ポジショニングマップはマーケティング戦略を作成する際に役立つツールの1つ。
「言葉自体は知っている」「資料で見たことはある」
「でも、そもそもこれって一体何?」「どうやって作っているの?」
そんな疑問を感じたことのある方はいらっしゃいませんか?
本記事ではそんなポジショニングマップの基本についてまとめました。ポジショニングマップの大まかな目的や使い方をざっと把握したい方はぜひご覧ください。
ポジショニングマップとは?
まずはポジショニングマップの定義をおさえておきましょう。
![](https://frondia.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/positioningmap_definition-1024x543.png)
これと言って決まった言い方はなく、いろいろな人が様々に工夫して説明していますが、シンプルにまとめると上記のようになります。
前半が“ポジショニング”の定義、後半が“マップ”の定義を指します。
ポジショニングマップの特徴
![](https://frondia.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/perceptional-map1-300x291.png)
■「2次元の知覚マップ」を用いる
十文字を切ってバブル、バブル、バブル・・・がポジショニングマップの基本形。
「2次元の知覚マップ」「パーセプションマップ」などと呼ばれています。
■相対的な位置関係を示す
他社との位置関係を相対的に示します。「メタ認知」的な視点なので業界やカテゴリを俯瞰して見ることができます。ついつい自社目線に没頭しがちでも、これを考えることにより視野を自社目線から他者目線へ広げることができます。
■ひと目で感覚的に捉えられる
- 1枚で全体を把握できる(一覧性)
- パッと一目見ただけで把握できる(一見性)
これらはマップの特性からもたらされる特長。上手くいけば一瞬で理解してもらうことができるので非常に便利ですが、一瞬で把握されるがゆえに、全く理解されなかったり誤解されてしまうリスクも高いです。
ポジショニングマップの使い方
ポジショニングマップは、新商品の企画書や既存商品の年間計画書などの資料に織り込むことが最も多いですが、資料を作るまで行かなくても、施策を検討する際のアイデア出しツールとして活用するのも便利です。
具体的には次のような目的で使用します。
【使い方 ①】 現状の位置づけをつかむ
基本の使い方です。現状確認に使用します。
競合他社の商品を一面に並べた中で、自社の商品・サービスがどこに位置づけられるのかということを視覚的に把握できます。
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【使い方 ②】現状の位置づけを強化するためのヒントを得る
上記①の現状確認とセットで使います。
競合他社に対して現状よりもさらに優位な立場に立つためにはどうしたらよいか?今後の成長の方向性や、そのための具体的な施策をマップから導き出していきます。
![](https://frondia.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/positoningmap_usage2-300x290.png)
【使い方 ③】競合が手をつけていない切り口・方向性を見つける
新商品を検討している場合に使います。
競合他社が群雄割拠している中で、まだ誰も手をつけていない切り口・方向性(「ホワイトスポット」とも言われます)を発見できれば、戦わずに利益を独り占めできるチャンスです。
![](https://frondia.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/positioningmap_usage3-300x290.png)
まとめ
以上がポジショニングマップの概要になります。
ポジショニングマップは、競合他社の商品と差別化する切り口や方向性を見つける際に非常に役立ちます。一目でパッとわかりやすいので、上手くまとまるとプロジェクトに関わるメンバーの意思が統一されて、一気にスピードアップさせることが可能です。
ぜひ活用してみてください!